マイナー・スイング

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舞台はナチ占領下のフランスの片田舎。
少年の無知と無垢がもたらす悲劇を描いた
ルイ・マルの”ルシアンの青春”を友人と観たのは
もう三十五年も前のこと。
ジャンゴ・ラインハルトとステファン・グラッペリの演奏にも
この映画の導入部で初めて触れた。
暗い診療所の場面から一転
懸命に田舎道を自転車で駆けるルシアンの姿に重なって
それは唐突に始まる。
浮き立つような軽快なビートの上で見事に踊る
マイナー・スイング”の昂揚感と大人の苦みに
少年たちはあっけにとられて声もでない。
物語の悲しさ遣る瀬なさはこの軽快なスイングとの対比で
劇的に深まっていたように思う。
そのDVDが先日届いた。
タイムカプセルを開くような思いがする。
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by miracle-mule | 2010-04-07 13:16 | ノート
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