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新着案内/ジャック・ジョンソン

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ジャック・ジョンソン/スリープ・スルー・ザ・スタティック
Jack Johnson / Sleep through the Static

サントラ”おさるのジョージ”を間にはさんで4年ぶりの新作です。
すぐにでもアップしたかったのですが
正直なところなかなかこの新作に馴染めず
ずるずるとここまで先延ばしにしてしまいました。
前作”イン・ビトゥイーン・ドリームス”にあった
彼の暮らしぶりが直接伝わるようなひと懐こさや親しみやすさが後退して
思索的、内省的な面が前に出ている分
距離を感じてしまったようです。
「エネミー」とか「嘘をつかないで」といった
”らしくない”言葉遣いも気になりました。
が、聴いているうちにキャット・スティーブンスの”ワイルド・ワールド”
(ジミー・クリフやマキシ・プリーストのカヴァーの方が有名かな)の
”ねえ、君、人生は厳しいんだ
笑顔で一生過ごすなんてむづかしいことなんだ
ねえ、君、人生は厳しいんだ
ぼくはいつも子供みたいな君を忘れないでいるよ” (今野雄二訳)
という一節が思い起こされると
そういったマイナスに捉えていた面がオセロ・ゲームのように
次々にに裏返って共感として輝きだすのですから不思議なものです。
しつこく聴いているとこうしたささやかな奇蹟がまれに訪れますね。
音数を抑えた凪いだ入り江のような響きの下には
ジャックが新たに手にした苦味や痛みといったものが
静かにうねっています。
「J.J.大人になる?」の巻。
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by miracle-mule | 2008-02-27 01:40 | 新着CD

ラジオ・ソング TOP7

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所有した唯一のラジオ(専用機)は
中学に上がってじきに買ってもらったパナソニック・GXワールド・ボーイ。
聴きながら寝入ってしまった時のためにタイマーがついていましたっけ。
ちょっと大人になったような、少し世界が広がったようなこそばゆさが
ラジオの世界にはありました。
糸井五郎、亀渕昭信、
ちょっと下って加藤和彦、小林麻美のオールナイト・ニッポン。
FENのケーシー・ケースン。
便利なインターネット・ラジオでは満たされない親密さが
そこにはあったような気がします。
音楽を提供する側のミュージシャンもかつてはリスナー。
ラジオにまつわる曲の中にはそんな親密さやシンパシーにあふれた
とびきりの名曲がいくつもあります。
今回はそんなラジオな名曲TOP7です。

7)レイディオアクティヴィスト/高橋幸宏
6)トランジスタ・ラジオ/RC サクセション
5)ラジオスターの悲劇/バグルズ
4)憧れのラジオ・ガール/南佳孝
3)オー・イエー/ロクシー・ミュージック
2)ラジオとふたり/ラジ
1)ラジオ・ロマンス/カーサル・フライアーズ

7)4)2)とYMO周辺の健闘が目立ちます。
ユキヒロがラジオ好きな顔してますものね。
3)のブライアン・フェリーさん、
こどもの頃、ラジオに耳をこすりつけるようにして
大西洋の向こうの音楽をむさぼっていたのでしょうね。
2)の”ラジオとふたり”はテクノ歌謡の大傑作。
アルバム”真昼の歩道”がCD化されないのは寂しい限り。
去年友人にお願いしてCD-Rに落としてもらいました。
リストには載せていませんが貸し出し可です。
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by miracle-mule | 2008-02-24 12:15 | day after day

新着案内/ロディ・フレイム

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ロディ・フレイム/ウェスタン・スカイズ
Roddy Frame / Western Skies

ロディ・フレイム、2006年の作です。
音数を控えた弾き語りに近い地味な作風ながら
心のひだを過不足なく丁寧に音に映した見事な仕上がりです。
哀切の響きが痛いほどの表題曲”ウェスタン・スカイズ”
ボサ・ノヴァ風味からの逸脱ぶりも魅力の”マーブル・アーチ”
ロディ流ブルースの”シー・ウルフ”
アズテック・マナーの”デイ・オブ・レコニング”など
スタイルはバラエテティに富んでいますが
目の前の現実も叶わなかった夢も等しく慈しむかような手触りは一貫しています。
たとえば”スペイス・オディティ”や”オール・ザ・ヤング・デューズ”の
ギター・リフが引用され
サテンのスーツ、グラム、星くず、月、街路といった
ジギー・スターダストの暗喩がちりばめられ”ロック・ゴッド”は
美少年ロディ(絶句するほどきれいでしたね)をかつて音楽の世界にいざなった
美貌の先達ボウイへのオマージュとなっていますが
同時に、誘惑に乗って20年以上旅を続けて来た自分の姿も投影され
ふたりのネガを二枚重ねで焼き付けた古い写真のように響きます。

ボーナスのライブ・トラック、”ボーイ・ワンダーズ”。
客が連呼する”ハイ・ランド、ハード・レイン”のくだりには
オールドファンなら胸が熱くなること請け合いです。
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by miracle-mule | 2008-02-20 12:57 | 新着CD

ご応募ありがとうございました

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miracle-muleのサンプルCD、”ミーナの冒険”へのご応募
ありがとうござました。
所定の枚数を消化しましたので締めきらせていただきます。
ご応募の皆様には切手を受け取り次第発送いたします。
次回は初夏の号を予定しています。
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by miracle-mule | 2008-02-20 02:02 | ニューズ

サンプルCD ”ミーナの冒険”

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ご利用の一助にと
miracle-muleのショーケース”ミーナの冒険”を作ってみました。
五名様に差し上げます。
”ミーナの冒険”希望と書いてメールをお送りください。
(先着の五名様までご返事のメールを差し上げます)
無料ですが貸し出しと同様送料として120円分の切手を送っていただきます。
切手を受け取り次第発送いたします。

内容はこんな感じです。

1) Luka / Suzanne Vega (Solitude Standing)
2) Horas / Jorge Drexler (Sea)
3) Cigarettes And Chocolate Milk / Rufus Wainwright (Poses)
4) Your Mother Should Know / The Beatles (Magical Mystery Tour)
5) Sitting In The Midday Sun / The Kinks (Preservation Act 1)
6) Young At Heart / The Bluebells (Sisters)
7) Teach Your Children / Crosby, Stills, Nash & Young (Déjà Vu)
8) The Drifter / Roger Nichols & The Small Circle Of Friends
  (Roger Nichols & The Small Circle Of Friends)
9) Both Sides Now (Remastered Version) / Harpers Bizarre
  (The Secret Life Of Harpers Bizarre)
10) Another Day / Paul McCartney(All The Best)
11) Da Doo Rendevous - (Be Bop 'n' Holla) / Andy Fairweather-Low
  (Be Bop 'n' Holla)
12) Todo Se Transforma / Jorge Drexler (Eco)
13) Anne Marie / Prefab Sprout  (Andromeda Heights)
14) Civil War / Joe Henry (Civilians)
15) Western Skies / Roddy Frame (Western Skies)
16) Late For The Sky / Jackson Browne (Late For The Sky)
17) Traffic In The Sky / Jack Johnson (On & On)
18) Put Your Records On / Corinne Bailey Rae   (Corinne Bailey Rae )
19) Tom's Diner / Suzanne Vega  (Solitude Standing)

春モードですね。
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by miracle-mule | 2008-02-17 12:15 | プレイリスト

清水館コレクション 1

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ウェルカム・トゥ・ジャズ・クラブ
Welcome to Jazz Club

過日、日頃からお世話になっている裾野市の清水館医院の院長先生から
CDを寄贈していただきました。
当館の収納スペースの関係もあり、
ジャズ、クラシック、ポップス、歌謡曲、ワールド・ミュージックと
多岐にわたるコレクションの一部数百枚のうちから泣く泣く選別し
40枚程をいただいて来ました。
PCに読み込んだから本体は持て行っていいですよと
簡単におっしゃるのですがとても真似できるものではありません。
当方にできるのはお貸しすることまでですが
せいぜいその線でがんばって恩返ししたいと思います。

写真はその中のジャズの七枚組コンピレーション・ボックス・セット
「Welcome to Jazz Club」です。
フレディ・ハバードの「黒いオルフェ」、ミッシェル・ルグラン「華麗なる賭け」
マル・ウォルドロン「「晴れた日に永遠が見える」などなど
僕のような門外漢でもその気持ち良さに無事では済まないセレクションです。
サントラ・編集モノのコーナーに入っています。
ジャズを聴いてみたいけれどとっかかりが...という方、
是非お試しください。
今後清水館コレクションとして徐々に紹介して参ります。
お楽しみに。
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by miracle-mule | 2008-02-16 02:32 | 新着CD

2月14日ですね。

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ヴァレンタイン・デイおめでとうございます。
「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」といえば
チェット・ベイカーでしょうが持っておりませんで
マイルスでご挨拶です。
本当はコステロのヴァージョンが一等好きなんです。
自嘲的で絶望的で。
だいたいヴァレンタインがめでたいひとなんて少数派でしょう?
アレ、違うんですか?
んーん...
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by miracle-mule | 2008-02-14 02:19 | day after day

新着紹介/コリーヌ・ベイリー・レイ

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コリーヌ・ベイリー・レイ/コリーヌ・ベイリー・レイ
Corinne Bailey Rae /Corinne Bailey Rae

コリーヌちゃん、2006年のデビュー・アルバムです。
コシがあってよく延びる歌声はちょっとだけ掠れていて愛らしく
優しく耳元やおでこをを撫でてゆく春風のよう。
ソウルの型通りの歌い方から距離をとった
素直な歌いぶりは好感度も高く
こちらもつい素直に聴き入ってしまいます。
桜の花びらがクルクルと舞うように
歌声の音符が戯れ踊る様子が
目に見えるようです。
カワイイ!
もう少しゴージャスさを押さえて手作り感のある
プロダクションだったらと言うのは欲張り過ぎ。
そのあたりは次作に期待ということで。
三曲めの「プット・ユア・レコーズ・オン」の自転車PVが
とても可愛いのでYou Tubeでどうぞ。
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by miracle-mule | 2008-02-12 00:55 | 新着CD

awatenvou ラブ・アフェア

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先週に引き続きまたまたとなり町のカフェawatenvouへ。
愚かにも満腹状態で行ったため前回食べ損なった絶品ブリュレをいただきました。
1年以上待たされた甲斐ありのおいしさに
我が相好さらに崩れ原型をとどめず
見ると向かいの妻娘ととなりのfuuちゃんも喜びを隠しきれず
もともと丸い顔を極限まで丸くしてはち切れんばかり。
直前の中華屋さんで品定めを巡っていがみあっていた家族とも思えません。

先客には当館を利用していただいているyさんご夫婦もいらして
しばし音楽談議。
チャーミングな若いおふたりと直に話しができて
清々とした気持ちにもなれていい事ずくめ。
気持ちのよいお店には気持ちよいひとたちが集いますね。
せっかくの場を壊さないよう気をつけたいところですが...

あの鴨丼は復活するのかなぁ。
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by miracle-mule | 2008-02-09 23:07 | day after day

美女とファニーちゃん

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ホルヘ・ドレクスレール/エコ
Jorge Drexler / Eco

長いことPOPS好きをやっている方なら
うなずいていただけると思うのですが
ある曲と突然恋に落ちることがありますね。
来る日も来る日も憑き物に憑かれたみたいに
寝ても覚めてもその曲ばかり聴いて過ごします。
絶世の美女曲に一目惚れする場合も多いのですが
”他にもっといいコがいるのになんでまたあのコと”といった風の
おヘチャな曲にぞっこん、入れ込んでしまうこともままあるものです。
恋多き我が遍歴を振り返って見ますと
タートルズ「ハッピー・トゥゲザー」に
アーチーズ「シュガー・シュガー」やら
T.Rex「ライト・オブ・ラヴ」だの
クリフ・リチャード「恋はこれっきり」だとか
およそ美貌とは縁のないファニーな曲たちの面影が次々と甦ります。
が、しかし今回のお相手はの正真正銘の美女曲たち。
複数なんです。ふふっ...
もう溺れに溺れて溺死寸前。
なぜか笑顔が張り付いたままで。
お相手は先日ご紹介したホルヘ・ドレクスレールの「Eco」に収録された
胸踊る「エコ」
胸弾む「トド・セ・トランスフォルマ」
胸に染みる「ミロンガ・デル・モロ・フディオ」
胸騒ぐ「セヴァ、セヴァ、セフェ」
胸ときめく「フュージョン」といった
いずれ劣らぬ美女曲ばかり。
いずれが夢のガール・フレンド、恋人か
はたまた妻、愛人、初恋相手か。

それにしても曲に恋する鍵っていったい何だろう。
何度考えても謎は深まるばかりでよくわかりません。
たとえ曲が相手でも恋は恋ですね。

一方この頃weekend booksでは
ヌーヴェル・ヴァーグの”ダンス・ウィズ・ミー”が
異様に流行っているようですがこれがなかなかのファニーちゃん。
ヴァネッサ・パラディ”ビー・マイ・ベイビー”を思い出します。
紹介記事でPVが見られます。
クセになること請け合いです。
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by miracle-mule | 2008-02-06 13:33 | アーカイヴス