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ビートルズ/別館清水館文庫蔵書

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ザ・ビートルズ/1
The Beatles / 1

別館清水館文庫よりご紹介。
青春デンデケデケデケ”のおかげでお約束通りビートルズ漬けの毎日です。
いくつになっても影響されやすい性格は微動だにしない...。
アメリカやイギリスでチャート一位になった曲だけで編んだ
ストーンズじゃできない文字通りのグレイテスト・ヒッツで
そこのところがちょっと嫌みです。
善し悪しは別として
団子状態のコーラスもリマスターの効果で分離がくっきりしていてとても新鮮。
こうして聞き直してみると鼻にかかったジョンの声は図抜けて魅力的で
今更ながら
ビートルズはジョンのバンドだったんだなとつくづく思い知らされます。
イマジン以降聖人にされてしまったジョンではなく
傲慢で不遜で底意地が悪くてひねくれ者で頭が切れて
理想家肌でウィットに富んでいて傷つきやすいジョンが
頭を振って気持ち良さげに思い切りシャウトする姿が目に見えるようで
微笑まずにいられない一枚です。
もちろん愛らしいポールも手のつけられない才人ぶり。
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by miracle-mule | 2008-05-29 01:43 | アーカイヴス

Atelier-f リニューアル・イベント

ぐっとシックになって今日リニューアル.オープンした
Atelier-f (リフォームを手がけてくれたのはHAPTIC HOUSEさん)にて
サンプルCDをお配りしました(うっかり渡し漏れもありましたが)。
お気に召した曲が見つかったらぜひご利用ください。

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by miracle-mule | 2008-05-24 22:51 | day after day

サンプルCD初夏の号/ケルビムの葡萄酒(仮題)

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Atelier-f のリニューアル・オープン記念イヴェント
[五月二十四日(土)、二十五日(日)]にて
入会を希望される方と会員の方にお配りする予定です。
春の号に較べるとちょっと男子度が高めかも。
今回は枚数少なめです。
ご希望の方はお早めに。

1)Eco / Jorge Drexler
2)Pluto / Clare & The Reasons
3)Big Bad Bingo / Flipper's Guitar
4)Be My Baby / Vanessa Paradis
5)Sugar.Sugar / The archies
6)Better Together / Jack Johnson
7)When Mac Was Swimming / The Innocence Mission
8)I'll Follow The Sun / The Beatles
9)Chinese Translation / M. Ward
10)Learning How To Live / Lucinda Williams
11)Ventura Highway / America
12)Genevieve / Andrew Gold
13)Girls, Girls, Girls / Sailor
14)Flint (For The Unemployed And Underpaid) / Sufjan Stevens
15)Matinee Idol / Rufus Wainwright
16)In The Neighborhood / Tom Waits
17)Nantes / Beirut
18)Radio Romance / Kursaal Flyers
19)One More Time / Ray Davies
20)Bluebird / Leon Russell

注)ちょっと迷った分、一部選曲、曲順の異なるものがあります。
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by miracle-mule | 2008-05-22 03:12 | プレイリスト

ハート・オブ・サタデイ・ナイト

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トム・ウェイツ/土曜の夜
Tom Waits / The Heart of Saturday Night

友人が借り出してくれたのにつられて久々に聴いたトム74年のセカンドです。
もしもジャズ・ヴォーカルというものがスタイルの純化ばかりに捕われず
このアルバムのように様々な要素をたくさん抱え込んだ芳醇な世界を
持つものに育ってくれていたら
ジャズは自分にとって今よりもずっと敷居の低い親密な音楽になっていたのにと
思わせずにはおかない裏通りの小夜曲集ともいうべき作品です。
憂いと優しさとすえた匂いに満ちた旋律が
ナイト・ホークたちの心の有り様を安いネオンのように映して見事です。
余談になりますが
この作品をひな形に舞台をもう少しだけ明るい場所に移したのが
ビリー・ジョエルの”ストレンジャー”だったのではないかと言えるくらい
両者は似ているように思えますがいかがでしょう。
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by miracle-mule | 2008-05-18 11:08 | アーカイヴス

本に呑まれて その4

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芦原すなお/私家版・青春デンデケデケデケ

60年代前半ヴェンチャーズやビートルズに感電し
エレキを手にしてデンデケ始めた四国の田舎町の高校生たちの
涙と笑いと、もいちど笑いの成長物語。
以前とても楽しく読んだ直木賞受賞作の角川版(文庫)です。
文芸賞に応募するために泣く泣く著者が削り落とした部分には
鮭でいえば皮やカマのような旨味がぎっしり詰まっていたようで
なんとも賑やかな面白さ。
讃岐弁で語られるバカ男子ぶりのエピソードの突き抜けたおかしさには
深夜大声で笑いかけたのを無理にこらえたため
むせて息継ぎができずひどいめにあいました。
高校三年間の総仕上げたる文化祭コンサートの大成功で燃え尽きて
次のステップに踏み出せずにうじうじしている主人公”ちっくん”を
肩のひとつも叩いて励ましたくなるのも
しつこいほど書き込まれた彼らのバカ男子ぶり故でしょう。
河出版も十分面白かったけれど必要な無駄満載のこちらに一票。
自分ももう一度あの年頃に戻ってみたいなんて思うたびに
また読み返すことになりそうな一冊です。
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by miracle-mule | 2008-05-13 12:40 | 本の棚♦♦棚の本

新着案内/アントニー&ジョンソンズ

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アントニー&ジョンソンズ/アイ・アム・ア・バード・ナウ
Antony & The Johnsons / I am a bird Now

庭で久しぶりに車を洗っていると
昨夜からカー・ステレオに入れたままのCDが鳴り出した。
サングラス越しにも眩しい初夏の光が若葉や水に当たって乱舞する中
場違いに隠微な歌声が響き渡る
D.リンチの”ブルー・ヴェルヴェット”のオープニングさながらのミス・マッチなシーンには
洗車の手もしばし止まりました。
知る限りルー・リードの”ベルリン”、”コニー・アイランド・ベイビー”以来
最も悲痛な響きを持った作品ですが
40年近い時の差によるものでしょうか
”ベルリン”や”コニー・アイランド”にあったような悲惨さは見当たらず
代わりに悲痛な中から発せられる
性差を超えた体温の温もりのようなものが伝わって来ます。
ルー・リードの印象的なモノローグから
抑制を効かせたじらすような導入部を経て
次第に歌声やブラスが熱さを増して行き終いに沸騰する様が圧巻の
(7)"Fistfull of Love"のサザン・ソウルぶりに聴き惚れます。
その他の曲もカポーティのデビュー作”遠い声遠い部屋”の女装の男ランドルフに
歌わせたらこうなるかなと思わせるような
危うい美しさに溢れています。

ボーイ・ジョージ、ルーファス・ウェインライトも参加の
2005年のセカンドです。
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by miracle-mule | 2008-05-07 00:47 | 新着CD

本に呑まれて その3

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榛野なな恵/Papa told me

第27巻以来だとすると四年ぶりの新刊を先日うちの奥さんが買って来たので
当人よりも先に読ませてもらいました。
もう二十年以上も続いているのですね。
こちらは出会ってまだ十年数年の駆け出しですが
それでも気持ちはもう知世(ちせ)ちゃんの優しい親戚の小父さんです。
彼らはまったく歳を取らないのでずいぶん年齢に差が出てしまいましたが
20年前なら父親の的場信吉氏より若かった勘定になるのかな。
昔は伯父さん、今小父さん。
今回も細やかでおちゃめで前向きな娘とどこまでも穏やかな父と
どこか寂しげではあるけれどささやかでも足りることを知っている人々が
小さな笑いと微笑みをもたらし読み手の乾きを潤します。
ただ今回は北原さんの出番が少なくて個人的にちょっと残念です。

キャスティング・ゲームでは
北原さんは深津絵里ちゃん。
月子さんは小雪ちゃんと中谷美紀ちゃんの間で揺れつつ
つい口元が緩んでしまうのは何故。
信吉氏は以前はヒュー・グラントでしたがだんだん顔が開いてきたので
新たにラーメンズ・小林賢太郎くんを御指名。
百合子さんは石田ゆり子さん。
うさみんは谷原章介くん。
元区長さんは緒形拳さん。(時別出演)
まさおちゃんは塚本高史くん。
双子はパフィー。
この辺まではいいのだけれど肝心の知世ちゃんが決まりません。

コーラス最新号には付録になんと三話も収録されています。
一話めの”コレクション・ボックス”が素晴らしい。
うーん、信吉氏。
自分が女だったらこんな男と結婚したかった、
という男ぶりです。
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by miracle-mule | 2008-05-02 02:26 | 本の棚♦♦棚の本