<   2008年 08月 ( 10 )   > この月の画像一覧

新着案内/スキゾ幼児の冒険

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スパークス/ハロー・ヤング・ラヴァーズ
Sparks / Hello Young Lovers

70年代、カラフルなポップに乗せキラキラと稚気を振りまいて
おとな界への懐疑を深めていた当時の十代を魅了したスパークス。
予想外のゼロ年代モデルでかつての少年の肝を抜きます。
かつてのダダをこねるようなキーボードやヴォーカルは抑制が効き
大幅に導入されたストリングスは上品でおとなびて聴こえるけれど
オペラと手遊び歌を混ぜ合わせたような曲の立て付けが
隠しようもなく子供っぽい。
曰く
猫のヒゲを折る
犬のシッポをつかむ
砂場の砂を投げる
母親の尻を叩く
父親の鼻をつまむ
ボロボロのクッションを捨てようとすると泣いて怒る
食事の最中に眠ってしまう
よだれを垂らす、などなど
幼児たちの乱暴狼藉、蛮行は枚挙にいとまがないけれど 
そんなききわけのない子らの集合無意識のような
非道の限りを尽くす邪悪な幼児たちの黒ミサのような。
これがどんな気持ちがするものかといえば
ソニエンちゃんやらブライスちゃんやらQPさんの大群に
ぶれたり、くすぐられたり、
なぶられたりするようなものであって
いやはやなんとも気持ち良い。はは。
聴く度に「無意識」にかけられた留め金がはずれるようで
こころに自由の風がひとつ吹き寄せる。
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by miracle-mule | 2008-08-30 02:38 | 新着CD

夜の囁き

続編近所の旅、夜の部その1。

前回撮り漏らしていた湧き水。
シャッターを切る前は何とも思わなかったのだけれど
その場で写りをチェックしてみたら
何故か置かれた百合の花が
なんだか井戸の中から呼ぶ伊右衛門の女房殿の白い手のみたいで
ダッシュにて後じさり。

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次なるはいつか撮ってみたかった屋根より高いサボテン。
迂闊にもこれまた暗闇の中で再生してしまった。
巨大化したウイルス
でなければ宇宙怪獣ドゴラ(無名!)にしか見えない。
あ、あとatelier-fのジャスミンもこんなふう。
絡みつかれそうなそうな勢いに
ジェットで帰宅しました。

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おとなになったって怖いものはやっぱり怖いのだ。
街のバロックっていうよりは村のゴスという感じ。
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by miracle-mule | 2008-08-27 01:58 | 街のバロック

秋来たりなば..

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ジェイムス・テイラー/オクトーバー・ロード
James Taylor / October Road

秋の気配が近づくと撫でまわすように聴きたくなる JT の声。
バックがジャズでもカントリーでも
生ギターの弾き語りでも
彼の穏やかな歌声と楽曲は
日々の出来事に揉まれ荒れてブレがちな聴き手の心を鎮め
あるべき場所にリセットする力を失わない。
そんな「穏やかさ」が
遠い昔薬物中毒の末精神を病んで入院生活まで経験した
彼の苦い過去に濾過されたあげく生まれたものだとは
なかなか想像できるものではないけれど..
佳曲揃いの2002年の作品です。
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by miracle-mule | 2008-08-23 23:39 | アーカイヴス

富士吉田月江寺界隈

今回はatelier-f,weekend booksと
三者合同で第一次富士吉田探索を敢行(観光)致しました。

まずは隣町、裾野市の月光寺で蓮を愛でてから
いざ富士山の向こう側へ。

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富士吉田の月江寺界隈は
映画”Always"の夕日町が個々の建物が建替えという延命の手当も受けず
地区一帯が再開発の名目で丸ごと命を絶たれることもなく
そのまま50歳分歳をとったような
何というかレトロでは済まされない街でした。
メインストリートこそかろうじてレトロに枠に収まっているものの
ひとつ角を曲がると殆どひと気のないうらびれた路地があり
さらにその路地を起点にして
両脇に崩壊寸前の建物が並ぶ一層凄みの効いた路地がいくつも延びている。
夏の日差しもあいまって
路地に積もった時間の塵が目に見えるような
いささか現実離れした迷路感に
幻惑されずにはいられない。
廃墟、廃屋、その一歩手前の現役らしき店や家。
あっさり壊されず、少しづつ朽ちていくのを見ると
家や街も生き物なのだと実感します。

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シエスタ中の本屋さん。
昼休みは長くてお昼から15時までだったはず。
時間の流れが他所と違ってる。

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町内の集会所のよう。

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立派な医院。
立派さも過ぎるのもちょっと怖い。

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大きな側溝のような川だけど水はとてもきれいに見える。
水量はそれほどでもないけれど急勾配ですごい勢いで流れていく。
同じ富士山の雪融け水でもこちらは相模湾に注ぐのだという。
沼津・三島の水は駿河湾行き。

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廃屋。

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生業という言葉が思い浮かんで来る。
一階のガラス戸がいい感じ。

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こちらは長屋の廃屋。
かと思ったのだけれども飲み屋の看板がひとつ出ていた。
現役みたいです。
たたんだ店も含めて飲み屋や小料理屋が異様に多い。
織物で賑わっていた昔こんな路地が酔客で埋まっていたシーンを
目の前の光景に重ね合わせると
近過去SFを見るようななんとも不思議な心持ちになる。

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森永牛乳の牛乳受。
木製の巣箱のよう。
かつて牛乳は配達してもらうものだった。

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歩き疲れて目当てのカフェ月光で一服。
お店のひとの好きな物だけでできている空間のお裾分けをいただく。
コーヒーと抹茶パフェ。
おいしい。
当地にも新しい動きが芽吹いているのを知って
まったく無責任な立場なれどうれしくなる。

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by miracle-mule | 2008-08-20 02:02 | 街のバロック

新着案内/おだやか三昧

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ホルヘ・ドレクスレール/Cara B
Jorge Drexler / Cara B

待望の新作はなんと二枚組のライブです。
時おり効果音やパーカッション代わりに使われる機械を除けば
自身のギターとヴォーカルのみでつくられるこのショーでは
観客との親密な関係を醸し出す一方で
シンプルな編成が作り出す張りつめた空気も小さくなく
そんな相反する要素がせめぎあう中
穏やかかつ異様につややかな歌が次々と紡がれて行きます。
わけてもB4,ミロンガ・パラグアージャ、B8,ダンス・ダンス・ダンス!などは
讃えることばに窮する艶っぽさ。
途中歌い出した観客の伴奏に徹してみたり
リクエストの勢いにたじろいで取り乱す様には暖かな人柄が丸見え。
カヴァーも入ってるし
カエターノ・ファンにもきっと気に入ってもらえると思います。
"Eco"収録の名曲はこちらから。
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by miracle-mule | 2008-08-18 01:33 | 新着CD

狭き道より入れ?

狭い道を見かけると何か見つかるのではないかとつい覗き込んでみたり
どこに繋がっているのか知りたくなったり踏み込んでみたり
路地には晴れがましい大通りにはないどこか秘密めいた匂いがあって良い。
だいたいどの辺りからそう呼べるのか
明確な定義も知られていないけれども
誰でもなんとなくそれと分かるようなものって
良いものが多いような気がするけど
それもやっぱり気のせいか。

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by miracle-mule | 2008-08-15 02:11 | 街のバロック

窓を開けて

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クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル/ザ・ベスト・オブ・CCR
CCR / The Best of CCR

立秋を過ぎたとはいえ猛暑が続いて
半端な汗がまとわりつくのが鬱陶しいと感じたら
CCRで思い切り心の汗をかく。
トレモロを効かせたたギターが南部の湿気を運んでくるけれど
他に並ぶ者のないくらい豪快なヴォーカルは
意外に軽くカラっとしていてギターで滲んだ汗も一気に乾き
気化熱が涼を呼ぶ。
スージーQ
プラウド・メアリー
雨を見たかい
フール・ストップ・ザ・レイン
サムデイ・ネヴァー・カムズ。
なんというノリの良さ。
曲名を眺めただけでみぞおちワクワク、腰はフリフリ。
車のエアコン切って
窓は全開。
サビだけでもいっしょに口ずさみながら
どこかへGo〜!
もともとシングル主体と言ってもよいバンドなので
ベスト盤がベストかも。
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by miracle-mule | 2008-08-12 13:04 | アーカイヴス

街のバロック京都編、付録

南禅寺入り口の蓮池にて。
これを見ると
「ワ・レ・ワ・レ・は.. 」
って言いたくなっちゃうのは何故か。

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京都駅から金閣寺へ行く途中のバスより見ゆ。
バス停にこんな名前が当たり前な顔でついているのは
この地をおいて他になからむ。
他の街では餃子屋くらい。

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by miracle-mule | 2008-08-08 02:14 | 街のバロック

街のバロック京都編

休みをつかって京都に行ってきました。
早速ほどよく鄙びた電車発見。

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戸越銀座のような商店街の中に
雑貨と本の有名なセレクト・ショップ。
気の利いたセレクションとモノの立体的な取り合わせがちょっと凄い。

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京大近くの落ち着いた感じの喫茶店。
お店の人たちの言葉遣いと物腰がとても穏やかでうれしくなる。
短い滞在中そこここでこうした対応に遭遇して
好感度も気温並み。

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三条河原町のSAKURAビルという古い建物のノスタルジックで
ちょっとラビリンスなシルエットの軋む階段。

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こんな物件がごろごろしている。うらやましい。

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昔の未来。
太陽の塔と同じ匂いがします。

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喫茶店でモーニングというのを初体験。
かなりボリュームがあります。
大きな店なのに順番待ちをしているひとがたくさんいるのに驚く。

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歯医者さんのファサードも幾星霜。

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鴨川あたり。意外にも野生の王国。
魚を待ちかまえる鷺は跳ねる魚をしっかりゲット。

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コンビニやファスト・フード店の看板の色がよその街と違ってシック。
マックの茶色い看板は鎌倉でも見たという娘の証言を考え合わせると
古都の景観条例のよう。
見た感じ、マックやローソンは前向き。セブンはいやいやみたいです。

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金閣寺は池に浮かんだ大きな御神輿みたいでした。
こちらはご近所龍安寺の池の小島で見つけた
メイドさんみたいな石仏さんたち。

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南禅寺のレンガな物件。

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青い都。

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路地の誘惑、先斗町。

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龍安寺入り口の蓮の花。

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自転車が多くていい感じ。
ECOなのはさすが議定書の街。
タトゥーをまったく見ないで済んだのもうれしい。
涼しい時期にまた行きたい。
短い旅、おしまい。
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by miracle-mule | 2008-08-04 23:51 | 街のバロック

夏休み

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もう七月もおしまい。
八月の二日、三日、四日とお休みをいただきます。
五日から再開の予定です。
よろしくお願いいたします。
さてこの機会に性根を入れてサンプルCD秋もの編の構想でも練ろうかな。
前回は反響いまいち薄かったし。
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by miracle-mule | 2008-08-01 01:45 | 街のバロック