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弟声

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モンスターバック / ランド・オブ・メイクビリーヴァーズ
Monsterbuck / Land of Makebelievers

偏愛する「永遠の弟声」クリス・コワンコの目下の最近作は
monsterbuck なるバンド名義でのリリース。
ひたすら「君を照らしたい。輝きを届けたい」とギター一本で歌われる"Shine"。
一転「ああやっぱりロックが好き」と思わせるザックリしたバンド・サウンドの
"Swimming Industry"。
”コニーアイランド”のルー・リードみたいなイントロのギターがにやりとさせられる"Like It Did Before"
隙き間だらけのグルーヴがクールな”Volunteer "
”ギターから、エレピから孤独感が滲み出す”Frozen"と”Felicity"
デ・ラ・ソウルみたいなラップのゆるさがほのぼのと心地良い"Attention Song"
モータウンみたいなノリでコワンコ史上最も希望に満ちあふれた"Arto Monako"
風貌はたくましくジョージ・クルーニー風に変貌したけれど
あの頼りなげな魅惑の弟声は健在。
湖底に沈んでいく塵のように儚さがが聴き手の胸にゆっくりと積もります。
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大きなヒットまでは望まないけれど
次作が出せるくらいは何としても売れてもらいたい。
ひとりでも多くの人に触れてほしい2007年の作。
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by miracle-mule | 2010-02-27 01:43 | 新着CD

ミート・ザ・ストーンズ

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あなたが選んだローリング・ストーズ・ゴールデン・アルバム

リリースの翌年六年生の時に買ったストーンズのLP。
モンキーズのベストに次いで二枚目のLPだった。
ちなみに三枚目はウォーカー・ブラザースのベスト盤。
小遣いないからベストばっかりこども買い。
(こどもは貧乏でいやだな。今は?んんむ..)
ミュージック・ライフと文化放送のハロー・ポップスで
当時のストーンズの持ち歌(たったの全95曲!)の人気投票を行って
その上位12曲で編んだ日本編集盤です。
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投票の結果はこんな感じ。
1 )黒く塗れ
2 )サティスファクション
3 )ルビー・テューズデイ
4 )アズ・ティアーズ・ゴー・バイ
5 )夜をぶっとばせ
6 )この世界に愛を
7 )一人ぼっちの世界
8 )19回目の神経衰弱
9 )テル・ミー
10)マザー・イン・ザ・シャドウ
11)ダンデライオン
12)レディ・ジェーン
次点)ハート・オブ・ストーン
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今だったら”サティスファクション”しか入んないかな。
”テル・ミー”が入ってるのが日本ぽい。
GSが競ってこの曲やってたもんね。
テンプターズのが好きだった。
当時はメンバーのことなどまったくわからなかったから
ミックよりショーケンの方が好きだったし。
今聴けばのどかなもんだけど
”一人ぼっちの世界”は当時の僕には衝撃のハードロック。
”ブラウン・シュガー”はもちろん”ジャンピン・ジャック・フラッシュ”も
”悪魔を憐れむ歌”も入ってない。
まだ生まれていないから。
キング・レコード。2000円。
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スウィンギン・ロンドンないでたちのみなさん(左端の銀行員を除く)
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by miracle-mule | 2010-02-23 01:34 | 俺様くんの宝石さ

おとなの世界

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浜田真理子 / ラストダンスは私に

EP,"Love Song"の二曲目。
昔、TBSの歌のグランプリかなんかで
意味も分からず聴いていたこの歌。

「...だけど 送って欲しいと 頼まれたら 断ってね」

生のベースだけをバックに淡々と響く浜田真理子のアルトと
岩谷時子の訳詞の上品な言葉遣いにすっかり騙されていたけれど
よく聴けばこれは脆弱な自分などがまともに向き合えるような
生易しい世界のものではなく
情念渦巻くおとなの世界の話であった。
歳だけでいえばこれより上は年寄りばかり
というくらい十分おとななはずの私だが
昭和の歌謡曲が好んで描いたおとなの世界にはついぞ縁のないまま。
浜田真理子の歌謡性は未熟なおとなを
成熟したおとなの世界へ易々と運び遊ばせる。
いつ”アンダー・ザ・ボードウォーク”に移行してしまうかと
はらはらするラテン風味のベース・ラインが粋だぜ。
日本語から英語にスイッチする瞬間もスリルたっぷりだし
真理子さんの英語の発音もいかしてる。
ベースのヴァージョンが見当たらないので自身の
弾き語りでどうぞ。
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by miracle-mule | 2010-02-19 01:35 | アーカイヴス

置き土産

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となり町の三島で道を間違え
赤信号三つ分ほど時間をロスしていらいらしていたら
屋根に分厚い雪を載せた群馬ナンバーの車とすれ違う。
意地でも雪の降らない当地では珍しい光景で
さすが群馬とよくよく見れば御殿場在住の若い友人であった。
三島広小路のカフェでお茶をいただいて良い気持ちで表に出ると
入る時には気付かなかった雪のかたまり。
屋根の雪を使った友人の所業に違いない。
解け始めてかしいでいたけけれど
おかげで何年ぶりかで見られた雪ダルマ。
あの後沼津でも置いて回ったのであらう。
粋な置き土産、ありがとさん。
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by miracle-mule | 2010-02-15 02:35 | day after day

末期の夢

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スコット・ウォーカー / クライメット・オブ・ハンター
Scott Walker / "Climate of Hunter"

聴く度に同じ頃に世に出た”世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド”の
ラストを思い出す。
でなければ映画”ブレード・ランナー”のやはりのラストシーン。
イヤホンを耳に差し込んだり
カーステレオのボリュームを上げて
下界に耳を閉ざしてこの"世界の終わり"の世界に浸る。
厳かなメロディと少し白濁した感じがかえって透明度を高めているノイズと
天の梯子を思わせるスコットの歌声。
音で表されたナイアガラ瀑布のような光の束に打たれ
包まれる至福感といったらないのだけれど
眩しすぎる恍惚が孕む一点の闇は
これってなんだか末期の夢に似ているのじゃないかしら
というものだ。
まだ一度も死んだことがないので生き返ったこともなくて
末期の夢というのがどういうものかよく知らないのだが
日常に求めるほんわかした幸福感にはない
抗い難い摂理がこの音楽の芯に含まれている。
..いると思う。
虚空から生れ出てひと時周囲を震わせてせて
また虚空に消えて行くのは音楽も生命も同様で
その最後の震えを永遠の刹那に封じ込めた
スコット・ウォーカー84年の作。
8曲目の”ブランケット・ロール・ブルース”と
グレン・グールドの弾く”ゴールトベルク変奏曲”の”アリア”を
並べて聴いてみる。
見えない同じものを見つめて作られたもののように聴こえる。
"Track 5 "
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by miracle-mule | 2010-02-11 02:23 | 新着CD

平凡な一日

今日は寒かったけれどよく晴れた。
まず母親を訪ねてからirodoriさんでお茶。
その後makani caféにCDを届けがてらお茶。
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grow booksで文庫を一冊選んで帰宅という
いつものコースながら
makani caféではなつかしい友人(美女)に十数年ぶりにばったり会ってビックリ。
シャンソンをメインに歌手をしているというので二度ビックリ。
幸せそうでこちらもうれしい。
空気が澄んでいて箱根山も愛鷹山も普段よりぐっと近い。
帰り道茜雲があんまりきれいで
信号待ちで一枚。
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平凡というのはよく見ると小さな驚きの集積なのだった。
コーヒーの苦みが心地良いありきたりな一日。
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by miracle-mule | 2010-02-06 21:53 | day after day

makani café の歌もしくは小説”それからはスープのことばかり考えて暮らした”のためのサウンドトラック

「お店で流す曲を選んどいて」
カフェ・オーナーのお達しで選曲してみました。
店主の人となりやお店の雰囲気
会話が弾むテーブルの情景なんかを想像して曲を選び
流れを考えて並べ直す作業が楽しい。
一応A面とB面があります。
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ひねもすA
Prologue / Scott Walker
Al Otro Lado Del Rio / Jorge Drexler
Preciso Me Encontrar/ Cartola
Abandon / Kali
Style It Takes / Lou Reed & John Cale
Oh No / Andrew Bird
Undertow / Leonard Cohen       
If The Stars Were Mine / Melody Gardot
Stormy / Scott Walker
Benjamin / James Taylor
From Hank To Hendrix / Neil Young
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のたりB
Peach Trees / Rufus Wainwright
White Winter Hymnal / Fleet Foxes
Up On A Mountain / The Welcome Wagon
Holland / Sufjan Stevens
One For Sorrow, Two For Joy / The Innocence Mission
Will You Marry Me? / Quelqu'n
Earth, The Story So Far / Prefab Sprout
Rene & Georgette Magritte With Their Dog After The War / Paul Simon
Blanket Roll Blues (2006 Digital Remaster) / Scott Walker
Goldberg Variations - Aria / Glenn Gould Bach

途中から吉田篤弘の小説に曲を当ててるような気もして来る。
caféと小説が音楽で混じりあってちょっといい気分。
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OKのサインもらえるといいんだけど。
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by miracle-mule | 2010-02-03 03:02 | プレイリスト