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新着案内/散漫の華

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Jorge Drexler / Amar la Trama
ホレヘ・ドレクスレール / アマル・ラ・トゥラーマ

間違いなく良い作品のはずだという確信を抱いていながら
どこか散漫な印象。
耳を澄ませているつもりがあまりの聴きやすさにいつの間にやら他に気をとられ
何度聴いても一番おいしいところを聴き逃したような気がして
購入から半年くらいの間馴染めずにいた。
大胆に導入されたブラスを気持ち良く聴いていながら
これが穏やかなヴォーカルとうまく絡んでいないと意識下で感じられて
それが散漫な印象に繋がっているのかと思っていたのだけれど
どうもそうではないらしい。
そこで思い出されたのがビートルズの”ホワイト・アルバム”と
ストーンズの”メインストリートのならず者”。
どちらも良い曲がたくさん入った焦点ボケのアルバムというのが
最初の十年くらいの自分の評価だったのだが
現金なもので今では彼らの中では一、二を争うお気に入りだし
焦点ボケなどとは露程も思わない。
ひとつの桶の中にたくさんのベクトルが働いて
波立ったり干渉し合ったりする様の中には
整然とした波の連なりとは異なる美が含まれていると気づかずにいたのは
ビートルズでもストーンズでももちろんホルヘのせいでもなく
思い込みと思い入れにがんじがらめになったこちらの耳と頭のせいだった。

ポピュラー・ミュージックの古層から掘り起こして来たような"Mundo Abisal"や"Telon"、
古き良きソウル仕立てのモーズ・アリソンの"I Don't Worry about a Thing"などに対する実に今的な音の仕立てに接すると
一定のスピードで一定の方向へ流れるだけでは済まない
時に逆流し渦を巻く南米時間がホルヘの中で作動し始めたように思えるのだが
それこそが毎度聴き逃しているはずの一番おいしいところであるのかもしれないと懲りずに思い込みつつ思い入れ
本作は自分がもっとも繰り返し聴いたホルヘ作品となったのでした。
新しめのオフィシャルPV
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by miracle-mule | 2011-01-28 00:38 | 新着CD

ホルヘ・ドレクスレールの私家版ベスト 

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おだやかさの研究

こんなにおだやかに美しくスペイン語を響かせるひとをほかに知らない。
意味はわからなくても言葉の音(おん)を舌にのせて
転がすように味わえば目覚めたままで夢見る心地がする。

1 /Una Canción Me Trajo Hasta Aquí
2 /Horas
3 /Todo Se Transforma
4 /Luna Negra
5 /Milonga Del Moro Judio
6 /Soledad
7 /Zamba Del Olvido
8 /Al Otro Lado Del Rio
9 /High And Dry
10/Fusion
11/Las Transeúntes
12/Se Va, Se Va, Se Fue
13/Cara B
14/Princesa Bacana
15/Flores En El Mar
16/Memoria Del Cuero
17/Mundo Abisal
18/Milonga Paraguaya
19/Noctiluca
20/Dance Me To The End Of Love (Vivo)
21/Telón
おまけI Don't Worry about a Thing
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by miracle-mule | 2011-01-19 22:16 | プレイリスト

選曲中

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今月19日のweekend books 夜営業に備えて
またまたサンプルのコンピレーションを作り中です。
今回はウルグアイ出身で現在スペインで活動中のSSW,
ホル・・ドレクス・・ルのグレイテスト・ヒッツ!
まだ国内でのリリースが一枚もないという残念なありさまで
来日コンサートなどまだ夢のまた夢だけれど
このコンピでひとりでも同好の志が増えてくれればと念じています。
どれもこれも温かくてもったいないような良い曲ばかり。
取捨選択の作業はちょっと身を切る思い。
先着順かあみだクジかまだ決めかねていますがとにかく五名様に差し上げます。
ふるってご参加くださいませ。
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by miracle-mule | 2011-01-16 02:40 | ニューズ

カルタ

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背表紙を向けて並んでいるCDを見ても
なかなか聴いてみたいという気持ちが高まったりはしないだろうから
面陳列にしたいのだけれど棚が足りないし
壁もそれができるようには作られていないので
それでは、と床に並べてみました。
CDというのは小さくて壁に飾っても
LPなんかに比べるといまひとつパッとしないのですが
これが床に敷き詰めるとなると
小ささ故に狭い範囲にたくさん並べられて面白い。
パッチワークみたいなカルタみたいな。
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棚に収めるとポッチリになってしまうけれど
こうして拡げてみるとけっこうなボリューム。
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知ってるの知らないの、聴いてみたいのみたくないの
ジャケットが面白いのとそうでもないの
あれこれ言いつつごらんくださいませ。
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R以降はまたの機会に。
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by miracle-mule | 2011-01-12 02:33 | ノート

ぽっつりぽん

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借りに来てくれるひとはぽつりぽつりまでも行かず
まだまだぽっつりぽん程度なのだけれど
そんな中一昨日Scott Walkerを借りて下さる方がいらして感激。
どのCDでも楽しんでいただければこちらは満足なんだけど
それでもScottやSylvianだとやっぱり格別にうれしい。
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RufusとFerryはまだ出番がありません。
ご利用お待ちしています。
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by miracle-mule | 2011-01-09 02:18 | day after day

ミック・カーン

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四日ミック・カーンが亡くなった。
肺ガンで闘病中だとしばらく前にネットで知り
なんとか元気に戻って来て
もう一度熟し切ったJapanを聴かせて欲しかったが叶わなかった。
一方通行といえども30年以上の付き合いともなれば
疎遠な知人や親戚を失うより正直つらい。
こういう経験を重ねて自分の番を次第に覚悟していくのだろうか。
フレットレス・ベースの特異なプレイと不穏なサックス。
そしてあのからくり人形じみた動き。
得がたい人をまたひとり失った。

"Visions of China"
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by miracle-mule | 2011-01-07 00:07 | day after day

ムーンダンス / 月に関する19の事柄

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うさぎ年にちなんでうさぎ絡みのコンピレーションなどどうか
と思ったんだけど一曲も思い浮かばずあっさり退散。
その代わりというのもなんなんですがうさぎといえば亀。
じゃなくて月、ということで
月と名のつく曲を並べてみました。
himadana ore..

Catch the moon / Elizabeth MItchell & Lisa Loeb
Mr. Moonlight / The Beatles
Kentucky Moon / The Kinks
Shoot The Moon / Norah Jones
Harvest Moon / Neil Young
Over The Moon / The Innocence Mission
Moon Over Bourbon Street / Sting
Silver Moon / David Sylvian
Moonage Daydream / David Bowie
Under The Cherry Moon / Prince
Moondance / Van Morrison
Song About The Moon / Paul Simon
Half Moon / M. Ward
Shine On Harvest Moon / Leon Redbone
Luna Rossa / Caetano Veloso
Luna Negra / Jorge Drexler
Grapefruit Moon / Tom Waits
The Moon Struck One / The Band
Sister Moon / Sting

一番入れたかったブライアン・プロズローの
”ムーン・オーヴァー・マリブ”のCDを持ってないのは痛かった。
真っ先に浮かんだストーンズやドアーズやクリムゾンは
なんとなく軌道からはずれちゃった。
CCRもバニーメンもポリースも入れたかっただけど
今回はこの面子で。
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by miracle-mule | 2011-01-05 02:26 | プレイリスト

あけましておめでとうございます

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一年のスタートに何を聴こうか。
スコット、フェリー、ルーファスそれともスプリングスティーン。
ひょんなことからトム・ウェイツがかかってしまった。
しかも聴き惚れちゃった”クロージング・タイム”。
あわててスコット・ウォーカーに切り替えたけれど後の祭り。
しがないやさぐれた一年になりそうです。
でも本当のところは
連れあいに付き合わされて見ていたジャニーズの年越し特番での
Kink kids”硝子の少年”。
それってどうなの?
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by miracle-mule | 2011-01-01 12:21 | day after day