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サンプルCD ”歌謡ロック”

同じ曲でもまとまった時間をおいて聴き直してみるとずいぶん違った印象を受けることがあっておもしろい。
久々(二十年ぶり?)に接したスタイル・カウンシル の二曲"A Man Of Great Promise"と"Boy Who Cried Wolf"の歌謡曲的たたずまいのあまりの濃さは新鮮だった。
発表当時そんな思いは掠めもしなかったのだが。
しかしその歌謡曲ぶりがたいそう心地良く、ならば歌謡ロックの大御所ボズやサンタナなぞ絡めて一枚編んでみよっという次第 にあいなって下記のリストに化けました。
秋の訪れを心待ちにしながらも風の色合いの変化に一抹の寂しさを覚える旧盆の頃にはなかなかこころに馴染む愛いリストになるのではと思います。
今はまだちょと暑苦しいかもしれん。
8月10日の weekend books 夜営業にてちょびっと配布予定です。

1)A Man Of Great Promise / The Style Council    
2)Simone / Boz Scaggs
3)Desperado / The Eagles
4)Mandy / Barry Manilow
5)Nocturne For Machiko Kyo / 菊地成孔
6)Stop / Joe Henry   
7)She's Gone / Hall & Oates
8)Hold On / Santana
9)Wham Bam Shang-A-Lang / Silver
10)Andorra / Colin Blunstone
11)Boy Who Cried Wolf / The Style Council
12)For Everyone Under the Sun / Jimmy Smith
13)Bluebird / Leon Russell
14)Nothing Rhymed / Burton Cummings
15)Raining In My Heart / Leo Sayer
16)Roll Away The Stone (Single Version) / Mott The Hoople
17)Europa / Santana
18)Egyptian Reggae / Jonathan Richman

サンタナとボズはさすがというか歌謡曲そのもの。
ジョー・ヘンリー は日本歌謡を飛び超えてアラブ歌謡にまで届いてる感じ。
ジョナサン・リッチマンの”エジプシャン・レゲエ”にいたっては歌謡以前の素晴らしさ。
ほとんど民謡。馬子唄。和み過ぎ。

沼津市大岡509−1 weekend books 内 音楽図書館 miracle-mule
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by miracle-mule | 2011-07-31 23:37 | プレイリスト

とうようさん

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中村とうようさんが亡くなった。
一昨年の加藤和彦、去年の今野雄二に続くように
自ら死を選ばれた。
僕の音楽の導師は皆逝ってしまった。
自分は(ニュー)ミュージック・マガジンの一読者に過ぎなかったが
とうようさんには音楽の領域を超えて
ものの見方、受け止め方の基礎を叩き込んでいただいた気がする。
実際に所属したゼミよりも架空のとうようゼミへの帰属感の方が強いと思えるほどに。

加藤和彦の遺書に書かれていた
「もう誰も音楽を本気で求めてはいない」という意味の記述。
それが理解できなくてずっと考えてきた。
トノバンと今ちゃんの死だけでは想像できなかったことが
今回のとうようさんのことで少しばかり像を結んだ気がする。     
できれば否定したい想像なのだけれども。

マーケティングで作られた音楽ばかりがもてはやされることに嫌気がさしたかとも考えた。
が、そんなの最近始まったことではないし
そもそもいざ売らんという姿勢で作られるものをポップ・ミュージックと呼ぶのだから
彼とその周辺の音楽/音楽家たちがポッミュージック界の例外的存在だったということで
今さら商業音楽の在り方に文句を言ってもはじまらないのは
トノバンだってわかっていたはずだ。

それよりも問題はマーケティンクで作られた音楽じゃなく
芸術衝動に突き動かされたアート指向の音楽にこそあるんじゃないかということ。
弱ったこころをいたわり慰め再生させる力がアート・ミュージックにはない。
こころが健康である間、音楽は万能の力を有して我々に沢山のものを授けてくれるけれど
弱ったこころを前にした音楽は無力であるということ。
「誰も音楽を本気で求めてはいない」という言葉の意味はここに繋がるのではないのか。
こよなく音楽を愛した三人が自ら死を選んだ理由はわからないし
それぞれ違っていたろうけれど
この認識は彼らをよりつらい場所へと追い込んだと思う。

二年に満たない間に起きた三人の自死は僕にちょっとした暗示をかけた。
「自分の終い時は自分で決めるもの」
この甘い囁きをはねのけるのが雪かきみたいな日々の仕事になりそうでちょっといやだ。
その方向にだけは付いて行かないよ、とうようさん。
この四十年近くの間にたくさんの教えをいただきました。
楽しかったです。
どうもありがとう。
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by miracle-mule | 2011-07-22 12:14 | day after day

じゃじゃ馬なら..せない

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近頃ジョニ・ミッチェルを借り出す人が増えて来た。
特に女性。
今時ジョニに興味を持てる男性は少ないかもしれない。
口当たりのよいものばかり聴いてると元気な乙女たちに置き去りにされはしまい
か。

写真はいつもいつもわかりかけたと思ったらするりと身をかわして
数歩先でこちらを振り返ってじっと見てる逃げ水みたいな
”ドンファンのじゃじゃ馬娘。
このうしろ姿を見続けてもう35年が過ぎた。

"Talk to Me"
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by miracle-mule | 2011-07-17 02:34 | day after day

サンプルCD the council style

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とうとうやって来たザ・スタイル・カウンシル(TSC)5枚組BOX。
自分にとってTSCはあくまでシングル主体のユニットで
当時(83〜85年)はほとんど30センチ・シングルで聴いていました。
アルバムはおまけみたいに思っていたので
CDで買い直すこともせずまとめて聴くのは久しぶり。
生きててよかった!この胸が高鳴りをどうしてくれよう。
ああっ” Walls Come Tumbling Down"!   
ううっ!"Shout to the Top"!
まったくまったく良い曲を書いたもんだね、ポール。
ジャムを続けてる間音楽の冒険心が猛烈に溜っていたんだろうな。
ボサからエレクトロ・ファンクまで、振り幅が凄いんだけど
どれもこれも見事に様になっている。
ソング・ライティングの技術と心意気の調和が
ウェラーの見た目に負けず美しい。
が、わざわざBOXを買っておいて
いきなりベスト盤を作り始めるこの姑息さを
ひとは間違っても心意気とは言わないのだろうな。

Le Depart
Shout To The Top
A Solid Bond In Your Heart
My Ever Changing Moods
You're The Best Thing
Blue Cafe
The Big Boss Groove
Money-Go-Round (Parts 1 & 2) [Bert Bevans Alternate Remix]il
Walls Come Tumbling Down
The Whole Point II
Mick's Up
Come To Milton Keynes
All Gone Away
Dropping Bombs On The Whitehouse
Party Chambers [First Version]
The Paris Match
Council Meetin'
Headstart For Happiness
Have You Ever Had It Blue
A Stones Throw Away
A Man Of Great Promise
Speak Like A Child
Mick's Blessings

日本がまだ大陸と陸続きだった頃
この"Speak Like A Child"のクリップ欲しさに
レ=ザーをやめにしてVHDディスクを買ったんだった。
こんなヴィデオ・ディスクがあったことを知ってるひとはとうに皆死に絶えて
もう誰も知らないんだろうね。
ううっ..

沼津市大岡 509-1 weekend books 内 音楽図書館 miracle-mule
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by miracle-mule | 2011-07-12 02:24 | プレイリスト

ブラコンに謝る時

過日weekend booksにて
お客さんのいないのをいいことにいたずらのつもりで
ボビー・ブラウンのセカンドなどかけてみたら
ワハハ..思いがけない気持ち良さ。
そういえば半年くらい前にかけたフレディ・ジャクソンも
悪くなかったなあ。
ごめんね、ブラコン。バカにしてて。
気がつくのが軽く二十年遅れてる。
僕のアンテナの感度は昔からかなり鈍くて
好きになるものも最初は拒否感から入る場合が少なくないのだけど
ブラックミュージックに関しては真性のコンサバみたいです。
流行り始めはもちろん流行っている最中もほとんど反応しない。
スティーヴィーの時もパーラメントの時も遅かった。
マーヴィンやカーティスにいたってはやっとその良さに気づいたら
じきに亡くなってしまった。
プリンスとマイケル?
彼らのマーケットは主に白人層だから。
ブラック・マーケットのためのブラックミュージックは特に難しい。
億劫だし腰は痛いし髪は白くなっちゃったし
ダンスフロアとは無縁の生活だから仕方ないと言えば仕方ない
..こともないのかなあ。



こうして比べてみるとやっぱりJBの踊りが一番黒いね。
速過ぎて足が見えないし。

沼津市大岡 509-1 weekend books 内 音楽図書館 miracle-mule
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by miracle-mule | 2011-07-02 12:42 | day after day