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青空の向こう..は真っ暗な宇宙

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ザ・ビーチ・ボーイズ / スマイル
The Beach Boys / Smile

まぶし過ぎるほどの日差しが注いでいるにもかかわらず
ほとんど影というものが見当たらない本作を繰り返し聴くうちに
ブライアン・ウィルソンはこの"Smile"が行き詰まる以前から
どこか心を病んでいたのじゃないかと思 えてきた。
彼の繊細緻密な美し過ぎる室内楽は本来その音楽の内にあるべき影を
どうしてか聴き手の心に落としてしまう。
ブライアン・ウィルソンの音楽に深く感動する時
普段経験しないような不安定な心持ちになることがある。
闇を必要としない陽光を閉じ込めた鏡張りの世界は
時として暗黒のリンチ・ワールドなどより実際の効果としてずっと恐ろしい。

ロック黎明期に生まれてかけその40数年後にやっと生まれたポスト・ポスト・ロック

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裏ジャケの集合写真にブライアンの姿はなく
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なぜかほとんど一人で映ってる。
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by miracle-mule | 2011-11-30 23:54 | 新着CD

気違いピエロ

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David Lynch / Crazy Crown Time
デイヴィッドリンチ / クレイジー・クラウン・タイム

リンチの映画を観て本当に怖い思いをするひとってどれくらいいるんだろう。
映像といい音響といい
触れれば美しさと気持ち悪さがべっとりと糸を曵く異様さに
驚きはしてもそれはやっぱり恐怖とは少し違う。
観客の思い入れを拒絶するキャラクターの
カイル・マクラクランやローラ・ダーンの身(と四角い口もと)を案じ
観客が彼らになり代わって恐怖できるものかどうか。
恐怖にしがみつきたい観客を恐怖からひきはがし
宙づりになった観客を気持ち良さと悪さが渾然となった負の快楽に浸して
官能の暗闇で踊らせ続けることが監督リンチの欲望なのじゃああるまいか。

そしてこのクレイジー・クラウン・タイム。
思い切り加圧、減圧され歪められたおどろおどろしいサウンドの
ブルースとブルース・ロックとハウス・ミュージックは
緩急の差はあれどれもデジタルにダンサブル。
上ものがどんなに爛れていても
下部構造のビートはジャストにキープされたままだ。
映画における暗闇のコンダクターは
ここではどこまでも歪み切った自らの歌とギターで
聴き手に熱狂とは無縁な気の滅入るでも脳のどこかを酔わせたダンスを
いつまでも踊らせ続ける。



初期ロクシー・ミュージック(フォー・ユア・プレジャー)にも繋がる魅力の
怪しい傑作。
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by miracle-mule | 2011-11-17 02:14 | 新着CD

恋はあせらず

Billy Joelの"Tell Her about It"そっくりな
Mayer Hawthorne のYour Easy Lovin' Ain't Pleasin' Nothin'を聴いて思い出すことあり 。
The Supremesでお馴染みのこのビート
ニューウェイヴの時代にマイブームになって
未完に終わったもののテープを一本作りかけたことがあった。
今でもニュージャック・スイングやグラウンド・ビートよりこっちが好き。
すぐ思い出せるところでは
最初に触れたBilly の "Tell Her about It"
The Jam "Town Called Malice "
The Clash" Hitsville UK"
Mari Wilson でも何かあったな。
でもやっぱりファンでも何でもなかったPhil Collinsによる
Supremes のカヴァーのこれに尽きるなあ。
曲もいいけどフィル達のステージ・アクションとアイ・コンタクトがたまらな
い。


ヴォーカル・トリオのザ・コリンズ、三つ子だけあってさすがに息が合ってます。
長男がリードで黒メガネの悪そうなのはやっぱり次男で
末っ子の視線は甘え気味 ..ん?

あと何があったろう。
Hall & Oates の"Man Eater"とか。
記憶も底を尽きたみたいです。
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by miracle-mule | 2011-11-09 23:07

カフェフェス終了

終わっちゃいました。
日に日にお楽しみ感が増してはいたのだけれども
終いにはわくわくを通り越しておなかが痛くなってしまうほど
入れ込んでいたとは我ながら気づかなかった。
それがあっという間に過去になり
祭りのあと仕事のまえ症候群に堕ち込んで
すっかり虚脱してふぬけに成り果てています。
久々に高揚したものなあ。
カフェはどこも大賑わいでお店のひとたちの真剣で無駄のない働きぶりには
ちょっとこころ揺さぶられるものがあったし
ライヴも楽しかったし
お客さんたくさんだったし。
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四日weekend books内の仮店舗
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ここがweekend booksのブース
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店主、戦闘モードのつもり
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irodoriさんとfuuちゃんの手を借りて設営中
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繁盛している当店。
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ジョンジョン・フェスティバルが練り歩いて。
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本物のお店みたい。
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古道具の水無月さん
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ファサードも凄い。
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戦いすんで日も暮れて。チームwb。おつかれさまでした。
irodoriさん、fuuちゃん、テルちゃん、うちの娘、
カフェフェス・スタッフ、ボランティアのみなさんお世話になりました。
どうもありがとう。
来年も来たいです、
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by miracle-mule | 2011-11-07 01:47 | weekend books

カフェフェスまであと◯日

十一月五日の土曜日に調布市の味の素スタジアムで開かれる
カフェ&ミュージック・フェスティバル
weekend books もブック・マルシェに出店します。
東京近郊にお住まいの方、味スタでお会いできましょうか。
素敵なカフェが日本中から集まります。
高野寛くんが出ます。アン・サリーさんも出ます。
naomi&goroのおふたりも。
とどめに原田知世ちゃんまで出ます。
打ち上げにもみえるはずだったんだけど来られなくなっちゃったそうで
この部分のみ思い出すと泣けてまいります。
大合唱に備えてあの歌、おさらいしなくちゃね。
五日の夕方、調布は”時をかける少女”に揺れるんだろうな。
みんなで揺れようね。

ただ今ブースでのお店の形を音楽図書館のスペースを使って構築中で
図書館はカフェフェスが終わるまで
グレン・グールド以外はおやすみです。
僕がいる時なら奥からガサゴソ探してお貸しできるとは思いますが。
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by miracle-mule | 2011-11-01 02:20 | weekend books