新着案内/フラクタルの庭で

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デヴィッド・バーン&ブライアン・イーノ/エブリシング・ザット...
David Byrne & Brian Eno /Everything that Happens will Happen Today

バーンの幾分エキセントリックな歌声は
音の作庭家イーノのサウンド・スケープの中に置くとひと際映える。
イーノの作り置きのオケにバーンが歌をつけたという経緯のようだけれども
どう聴いてもバーンの作った曲のように思えてしかたがない。
はじめから彼のヴォーカルを想定して作られていたのかもしれない。

”トゥルー・ストーリーズ”の親しげで奇妙な世界と
フラクタルな運動する音の鉱物標本”ブッシュ・オブ・ゴースト”をブレンドして
二十数年寝かせるとこうなったという趣きがある。
音のひとつひとつが隅々までトリートメントされ
磨き上げられた玉のよう。
熟成が進んでブーケはまろやかで複雑微妙さを増したけれども
華やかなアロマは若々しく刺激と驚きを失わない。
計算し尽くされ考え抜かれた「デザインされた自然な庭」のようなアメリカ像。
ふたりの英国人にとってのアメリカ再発見の旅は
カントリーをベースにした彼らにとってのブラウン・アルバム(ザ・バンド)のようにも聴こえるけれど単なる歌ものとしてもとても楽しい。
シミュレーション・ゲーム”動物の森”の不気味版みたいな
アルバム・カヴァーの家の各箇所をピックアップしたCG満載のブックレットを
眺めながら聴くといっそう愉快。

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by miracle-mule | 2008-12-16 13:27 | 新着CD
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