舟越 桂/おもちゃのいいわけ
貧乏でなかなか買えずにいた本を先のクリスマスにサンタにいただいて
以来暇を見つけてはページをめくってため息をついている。
天童荒太や須賀敦子の装幀でもおなじみの彫刻家
舟越桂さんがお子さんたちのために手作りされた
おもちゃたちのポートレイト集。
今どきの子どもたちの中にはこういうものを見ても
おもちゃだ気づかない子もいるかもしれない。
動かないし光らないし。
子どもがもっと幼い時分にどんなにへたくそでもいいから
こうしたおもちゃをひとつは作ってあげるべきだったかと
この本を見るまで気づかぬとはつくづく愚か、また愚か。
気づいた時はいつもイッツ・トゥ・レイト。
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