沼津と富士の境あたり国1バイパスの南側に見えるこれはいったい何だろう。
光を吸い寄せて離さない極小のブラック・ホールみたいにそこだけいつもぼんやりと薄暗い。
かねがね気になっていた物件を今日はつぶさに観察してみた。
バイパスからは橋のようにも思えた構造物に添って延びているただの道に見えるのが本物の橋でした。
近寄ってみると川と放水路の十字路に架かった水門でありました。
川を覗くと大きな鯉がうらやましいくらい悠々と泳いでる。
一度あんな風に悠々をしてみたい。
観察隊を観察する水浴び犬は笑顔を絶やさず気持ち良さげ。
鉄の窓が怖い。誰も顏を出さずほっとする。
夜は遠慮したい感じ。
南側に回って見るとこんな感じ。こちらにも錆ついた鉄のドア。
丁寧に鎖を通して鍵をかけてある。
ドアがあれば鍵があるのは当然だけれどどうやって外すのだろうか。
それ以前に鍵もドアも必要か?
階段がないんですけど。
出来上がった時に新品だったことが想像し難い堂々たる枯れ具合の逸品でした。