ザ・ビートルズ/1
The Beatles / 1
別館清水館文庫よりご紹介。
青春デンデケデケデケ”のおかげでお約束通りビートルズ漬けの毎日です。
いくつになっても影響されやすい性格は微動だにしない...。
アメリカやイギリスでチャート一位になった曲だけで編んだ
ストーンズじゃできない文字通りのグレイテスト・ヒッツで
そこのところがちょっと嫌みです。
善し悪しは別として
団子状態のコーラスもリマスターの効果で分離がくっきりしていてとても新鮮。
こうして聞き直してみると鼻にかかったジョンの声は図抜けて魅力的で
今更ながら
ビートルズはジョンのバンドだったんだなとつくづく思い知らされます。
イマジン以降聖人にされてしまったジョンではなく
傲慢で不遜で底意地が悪くてひねくれ者で頭が切れて
理想家肌でウィットに富んでいて傷つきやすいジョンが
頭を振って気持ち良さげに思い切りシャウトする姿が目に見えるようで
微笑まずにいられない一枚です。
もちろん愛らしいポールも手のつけられない才人ぶり。