新着案内/スキゾ幼児の冒険

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スパークス/ハロー・ヤング・ラヴァーズ
Sparks / Hello Young Lovers

70年代、カラフルなポップに乗せキラキラと稚気を振りまいて
おとな界への懐疑を深めていた当時の十代を魅了したスパークス。
予想外のゼロ年代モデルでかつての少年の肝を抜きます。
かつてのダダをこねるようなキーボードやヴォーカルは抑制が効き
大幅に導入されたストリングスは上品でおとなびて聴こえるけれど
オペラと手遊び歌を混ぜ合わせたような曲の立て付けが
隠しようもなく子供っぽい。
曰く
猫のヒゲを折る
犬のシッポをつかむ
砂場の砂を投げる
母親の尻を叩く
父親の鼻をつまむ
ボロボロのクッションを捨てようとすると泣いて怒る
食事の最中に眠ってしまう
よだれを垂らす、などなど
幼児たちの乱暴狼藉、蛮行は枚挙にいとまがないけれど 
そんなききわけのない子らの集合無意識のような
非道の限りを尽くす邪悪な幼児たちの黒ミサのような。
これがどんな気持ちがするものかといえば
ソニエンちゃんやらブライスちゃんやらQPさんの大群に
ぶれたり、くすぐられたり、
なぶられたりするようなものであって
いやはやなんとも気持ち良い。はは。
聴く度に「無意識」にかけられた留め金がはずれるようで
こころに自由の風がひとつ吹き寄せる。
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by miracle-mule | 2008-08-30 02:38 | 新着CD
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